ヘンリー・ダーガーのドキュメンタリー作品を観て来ました。
普段は一人で観に行く事が多いのですが、今回は磯部くん(MARS EURYTHMICS)
と男2人で(笑)。

1973年、シカゴ。身寄りのない81歳の老人が静かに息を引き取った。
彼が住んでいたアパートの部屋には訪ねて来る人もいなかったという。
アパートの大家は、老人の遺品を処分しようと、この雑然とした部屋に足を踏み入れ、大変なものを発見する。
タイプライターで清書された1万5145ページの戦争物語「非現実の王国で」とそのために描かれた300余点の大判の挿絵だった。
誰かに見せるためではなく、自分の生きる世界として描いていた壮大な物語。
雑誌やチラシの少女の写真をトレースしコラージュされた絵は、その手法も面白いし色の配置等もかなり美しい。そして、とても歪んでいる。
芸術家で、死んでから世間に評価される人ってまれにいるが、彼の場合はさらにまれな感じ...というか多分本人は自分が芸術家だとも思ってないし、世間の評価とかも関係ないだろうなぁと思う。
人が思い描くものって、大抵が美しく尊い。
それでいて真実は、ちょっぴり残酷である。
6月20日(金)まで<ライズエックス>にて上映。
観終わってから、オシャレな渋谷のカフェでお茶して帰りました...男2人で(笑)。